情報処理センター
Information Processing Center
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情報システム利用者ガイド(学生用)

令和06年04月15日 京都教育大学 情報処理センター
目次

1. はじめに

本学では、さまざまな情報サービスを提供しています。 本学の情報サービスを利用するために、従来は対面での受講が義務付けられていた導入講習会において、事前に行っていただく必要がある作業を説明していました。 講習会を受講しなくても、必要な作業を各自オンラインで視聴・実施できるようにするために、利用者ガイドをご用意しました。 必ず各自で内容を確認し、必要な作業を行ってください。

最近、情報処理センターが提示したマニュアルを読まずに質問に来られる方が増えています。 まずは、一通り目を通して、実際に作業していただき、それでもわからない場合に、利用者ガイドの○○の項目のxxの手順がわからない、と具体的にお伝えください。 質問に来られても、利用者ガイドに書かれた内容について読んでいないと判断した場合はお答えしない場合もあります。

2. アカウントについて

情報処理センターが提供する学生向けアカウントには以下の3種類があります。 これらのアカウントは全て独立したアカウントのため、パスワードが共通ではありません。 どのアカウントにどのパスワードを設定したかよく覚えておいてください。

まずは、各アカウントの概要を紹介します。

2.1. 大学メールアカウント

本学に入学した時点で、自動的に作成されるアカウントです。 本アカウントは学内の多くのサービスのログインに使用されます。 学生の皆さんがよく使用するサービスの一例は下記のとおりです。

  • Webメール(Zimbra)

  • 情報処理センター端末室設置パソコンへのログイン

  • アカウント管理システム(KUE Account)

  • 教育支援システム(LiveCampus)

  • 無線インターネット接続(KUE WiFi)

  • 一部ログイン認証が必要な大学ホームページ

また皆さんに割り当てられたメールアドレスも、本アカウントのユーザー名(ID)を使用して、以下のようなアドレスになります。

【ユーザー名(ID)】@kyokyo-u.ac.jp

各自のユーザー名(ID)およびパスワードについては、入学式のオリエンテーションでお伝えしています。

2.2. Googleアカウント

Google社が提供する各種サービス(Gmail, Googleカレンダー, Google Drive, Google Meetなど)を使用するためのアカウントです。 具体的にどんなサービスがあるかは、 Google社のホームページ をご確認ください。

既にアカウントをお持ちでこれらのサービスを利用されている方もいるかと思いますが、 個人のGoogleアカウントでは大学のGoogle Classroomにログインできません。 必ず大学のGoogleアカウント(Google Workspaceのアカウント)を作成 するようにしてください。

作成方法が通常のGoogleアカウント作成方法とは異なり、 本学独自の方法 となります。 必ず、後述の 「大学Googleアカウントの作成方法」 を見て作成を行ってください。

本学のGoogle Workspaceは学外者(kyokyo-u.ac.jp以外のアカウントの利用者)とのやり取りを制限しています。 そのため、Googleドライブのファイルを学外者と共有したり、学外者とGoogle Meetを実施するなど、通常のGoogleアカウントできる作業でもできないことがあります。

2.3. Microsoft365アカウント

Microsoft Office(Word, Excel, Powerpointなど)やMicrosoft TeamsなどのMicrosoft社のサービスを利用するためのアカウントです。 Windowsパソコンの初期セットアップをするときに作成を求められたり、Office365(Word, Excel, Powerpointなど)をインストールする際に必要なため、 無意識にアカウントを作成して使用している人もいるかもしれません。

本学では、Microsoftの包括ライセンス契約(Microsoft 365 Education A3)を結んでいます。 そのため、大学の発行するMicrosoftアカウントを作成することで、 個人所有のパソコン(自宅にあるものでも構いません)にOffice 365(デスクトップ版)を 1人あたり最大5台までインストールできるというメリットがあります。 新しくパソコンを買うときに、Officeがあらかじめついているかどうかで2万円前後違ってきますので、 これから新しくパソコンを買う予定がある人には大学の発行するMicrosoftアカウントを作成することを推奨します。 また、もちろん、それ以外の有償アプリで使用できるものもあります。詳しくは、 Microsoft社のホームページ をご確認ください。(本学はMicrosoft A3を契約しています。)

これらのサービスが不要な方は、必ずしも作成する必要はありません。

作成方法が通常のMicrosoftアカウント作成方法とは異なり、 本学独自の方法 となります。 作成したい場合は、必ず後述の 「大学Microsoft365アカウントの作成方法」 を見て作成を行ってください。

利用可能なのは、本学に在籍している間です。卒業後は、インストールしたOffice等のアプリをアンインストールしてください。

2.4. アカウント作成方法

ここでは、アカウントに関して実際に皆さんが実施しなければいけない作業を説明しています。 書いてある内容をよく読んで、パスワード変更・アカウント作成の作業を行ってください。

2.4.1. 【必須作業】大学メールアカウントのパスワード変更

前述のとおり、大学メールアカウントは本学に入学した時点で、自動的に作成されますのですぐに利用可能です。 しかしながら、みなさんにお知らせしたパスワードは、管理者側で一括で設定した初期パスワードであり、そのまま使い続けるのは危険です。 必ずパスワードを変更してください。

ページを表示するには、大学メールアカウントでログインする必要があります。

万が一パスワードを忘れてしまった場合には、パスワードリセットを行いますので、学生証を持って情報処理センター2階管理作業室に来てください。(職員不在の時間帯は実施できません。)

2.4.2. 【必須作業】大学Googleアカウントの作成方法

後述のGoogle ClassroomやGmailの利用に必要になりますので、必ず作成してください。

大学のメールアドレス( ユーザー名@kyokyo-u.ac.jp )がアカウント名になります。 Google社のアカウント作成ページからは作成できませんので、必ず、以下のページを確認して作成してください。

ページを表示するには、大学メールアカウントでログインする必要があります。

一般的なGoogleアカウント作成方法(Googleのアカウント作成ページでメールアドレスや氏名等を入力して作成)で作成すると、 見た目上は大学のメールアドレスがアカウント名になっていますが、大学の管理外の別のアカウントになってしまいます。 必ず、本学アカウント管理システム(KUE Acccount)から作成してください。

2.4.3. 大学Microsoft365アカウントの作成方法

大学Microsoft365アカウントの作成は 必須ではありません。 必要な方のみ実施してください。 大学のメールアドレス( ユーザー名@kyokyo-u.ac.jp )がアカウント名になります。 個人のMicrosoftアカウントとは異なり、 専用のサインアップサイト にアクセスしてサインアップします。

具体的な作成方法は以下をご確認ください。

一般的なMicrosoft365アカウント作成方法で作成しようとした場合、 「職場や学校のメール アドレスを使ってサインアップすることはできません。」 というメッセージが表示されて作成することができません。必ず専用のサインアップサイトから作成してください。

2.5. アカウントの有効期限

大学が提供する各アカウント(「大学メールアカウント」、「大学Googleアカウント」、「大学Microsoft365アカウント」)の有効期限は在籍期間中です。 特に科目等履修生や研究生は原則として年度末で有効期限が切れます のでご注意ください。 有効期限が切れると、アカウントに関連する全てのデータが削除されます。

Googleアカウントを作成した方は、GoogleドライブやGmailなどのデータ等は全て削除されますのでご注意ください。

Microsoft365アカウントを作成した方は、卒業後はOneDriveやTeamsなどのデータ等は全て削除されますのでご注意ください。 特に私物のWindowsパソコンを大学Microsoftアカウントでログインして利用して、デスクトップやドキュメントフォルダのデータをOneDriveと連携していた場合、 デスクトップ等にあるファイルも削除される場合があるので、必ず事前に連携を解除しておいてください。

大学Microsoft365アカウントを使用してMicrosoft Officeをインストールしていた場合、 ライセンス認証が解除されます。 引き続き同じパソコンでOfficeを使用したい場合は、家電量販店等でライセンスを購入していただく必要があります。

学部から大学院へ内部進学するなど、所属が変化する場合 、利用中のアカウントは年度末に いったん削除 され、新年度に新しいアカウントが割り当てられます。 データ等は引き継がれませんので、学部卒業前に必要なデータはUSB等に保存しておいてください。 GoogleアカウントおよびMicrosoft365アカウントについても同様ですので、特にご注意ください。

3. Webメール(KUE Mail)について

Zimbraという名前でGoogle等の検索エンジンで検索してはいけません!検索上位に出てくるサイトは本学とは無関係のページです。ブックマークをするか、KUE Mailで検索するようにしてください。

3.1. メールについての注意事項

本学ではWebメールサービスを提供しており、自宅のパソコンなどから大学のメールアドレスに届いたメールを読んだり、返信したりすることができます。 メールは使い方を誤ると大変危険なものです。メールについての注意事項をこちらの動画で説明していますので、確認しておいてください。

メールの取り扱いについて (YouTubeサイトで見る)

3.2. 【推奨作業】メールの送受信方法

以下のページで基本的なメールの送受信方法を説明しています。 Webメールの操作に自信の無い方はもちろん、自信のある方も一度目を通しておいてください。

ページを表示するには、大学メールアカウントでログインする必要があります。

3.3. 【必須作業】Webメールを学外から見る方法

本学のWebメールは、デフォルトの設定だと学外(大学内に設置されたPCや大学内無線LANに接続したPC以外)からアクセスすることができません。 学外からメールを見るための選択肢は以下の3つがあります。

3つすべてを実施する必要はありません。それぞれにメリット・デメリットがありますので、使いやすい方法を選択してください。

  1. Webメール(Zimbra)に2要素認証用を設定する

    • メリット:

      • メールの送受信を行うサービスを1つに限定できる。

    • デメリット:

      • 専用アプリが無く、スマートフォンから利用しづらい。

      • 2要素目を頻繁に要求される。

      • 迷惑メールがすり抜けやすい

  2. 大学Gmailを利用する

    • メリット:

      • スマートフォンに専用アプリ(Gmailアプリ)がある

      • 普段からGmailを利用している場合、使い慣れたメールアプリで利用できる

      • 迷惑メールフィルタの性能が高い

    • デメリット:

      • 設定する前に受信したメールは見られない(再転送などの作業が必要)

  3. 【非推奨】個人で所有するメールアドレスに転送する

    • メリット:

      • 使い慣れたメールアプリで受信メールを見ることができる

    • デメリット:

      • メールに返信した場合、自身の個人メールアドレス(@kyokyo-u.ac.jpではないアドレス)からの送信となり、受け取った人から見ると誰から送られてきたのかがわかりづらい。

      • 大学のメールアドレスからのメールでないと申請できないサービスなどの場合は、1また2の方法で送信する必要がある。

      • 受信側で適切なメールの振り分けを行わないと異なる宛先のメールが1つの受信箱に混在する。

これら3つの方法は送受信したメールデータや署名・フィルタなどの設定がすべて独立していますので、複数使用する場合には注意してください。

3.3.1. Webメール(Zimbra)に2要素認証用を設定する

2要素認証とは、ログイン認証を行うためにIDとパスワード以外のもう一つの要素を必要とする認証方法です。 サービスによって様々な設定方法がありますが、本学Webメール(Zimbra)で設定するためには、2要素認証用のスマートフォンアプリが必要です。 スマートフォンにGoogle 認証システム(Google Authenticator) または Microsoft Authenticator をインストールしてください。

具体的な設定方法は下記をご確認ください。

3.3.2. 大学Gmailを利用する

大学Googleアカウント が必要です。作成してから以下の作業を行ってください。

大学Googleアカウントを作成することで、大学のメールアドレスでGmailが利用できるのですが、デフォルトでは送信のみしか行えず、 受信するためには Gmailへの転送設定 をする必要があります。 設定方法の詳細は下記をご確認ください。

ページを表示するには、大学メールアカウントでログインする必要があります。

毎年、設定を間違えて受信が行えていない人が多数います。必ず、 設定後に自分自身にテストメールを送信し、受信できていることを確認 してください。

3.3.3. 【非推奨】個人で所有するメールアドレスに転送する

上記でデメリットとして書いているとおり、この方法では、受信したメールに返信した場合に、 相手に個人で所有するメールアドレスからの送信と見えてしまい、誰からのメールかわかりづらくなります。

そのため、 どうしてもこの方法でメールを受信したい場合を除き、推奨しません。

具体的な設定方法は下記をご確認ください。いくつか設定上の注意事項があるため、よく読んで設定を行ってください。

4. Google Classroom

大学Googleアカウント が必要です。作成してから以下の作業を行ってください。

4.1. 【必須作業】Google Classrooの使い方の確認

本学ではいくつかの授業でGoogle Classroomを使用します。 下記の内容を読み、使えるようになっておいてください。

また、使い方のテストを兼ねて、「情報セキュリティ講習について」も必ず実施してください。

4.2. 【必須作業】情報セキュリティ講習について

本学で定めている情報セキュリティポリシーでは、本学の情報システムの利用者は全員、定期的に情報セキュリティの講習を受講することが義務付けられています。 必ず、下記のページの内容を確認し、セキュリティ講習を受講してください。 受講にはGoogle Classroomへの参加が必要になりますので、Google Classroomの使い方をひととおり読んだ後に実施してください。

5. インターネットの利用について

学生が大学内でインターネットを使用するには主に2つの方法があります。

  1. 各自のパソコン等を大学提供の無線LAN(KUE WiFi)に接続する。

  2. 情報処理センターのパソコンを使用する。

5.1. 【推奨作業】学内無線LAN(WiFi)の使い方

学内の主な箇所に無線LANのアクセスポイントを設置しています。ご自身のノートパソコン、タブレット、スマートフォン等を使用して、 無線LANを経由してインターネットにアクセスできます。 無線LANを利用する際には、事前の申請は必要ありませんが、接続する機器に設定をする必要があります。 設定方法、設定値等は下記をご確認ください。

ページを表示するには、大学メールアカウントでログインする必要があります。

一部のタブレットおよびスマートフォンからは、必要な設定が行えないため、本学の無線LANの利用ができないことが確認されています。あらかじめご了承ください。

5.2. 情報処理センターの利用について

情報処理センターには、3つの端末室および情報処理室に合計約100台のパソコンが設置されています。 パソコンを利用した授業などに使用されますが、授業のない時間は自由に利用できます。 また、附属図書館ラーニングコモンズにも同じ環境で利用できるパソコンを17台設置しています。

パソコンには、大学メールアカウントを使用してログインすることができます。

下記にパソコンの使い方やプリンタの印刷方法を説明しています。 一般的なパソコンと異なる部分もありますので、情報処理センターでの授業が始まる前に確認しておいてください。

5.2.1. 利用にあたっての注意事項

情報処理センターを利用するにあたり、知っておく必要がある事項について説明しています。 よく読んで、内容を理解 しておいてください。特に、禁止事項に違反するとペナルティを課される場合もありますので、十分に注意してください。

5.2.2. プリンタの印刷の仕方

端末室、および情報処理室にはプリンタが設置されており、端末室のパソコンから印刷することができます。 ただし、端末室のプリンタから印刷できる枚数には上限があり、1人年間150ポイント(白黒1面につき1ポイント、カラー1面につき4ポイント)となっています。 また、情報処理センターの玄関付近には、生協の管理するコピー機が設置されており、端末室のパソコンから印刷することができます。ただし、印刷はコピーと同様に有償となります。

具体的な手順は、 情報処理センター利用案内(学生用) の「3.10. 端末室プリンタについて」をご確認ください。

5.2.3. Googleドライブの使い方

端末室のパソコンには、普通のパソコンと同様に「ドキュメント」フォルダや「ダウンロード」フォルダがあり、ここに保存したファイルは端末室のどのパソコンからも同じようにアクセスすることができます。 ただし、1人あたりの容量が1GBしかなく、大きいファイルを保存することができません。 また、ここに保存されているファイルを、自宅のパソコンや個人のスマホ等からアクセスすることもできないので、USBメモリ等に入れて持ち運ぶ必要があり不便です。

Googleドライブにファイルを保存すると、端末室だけでなくどこからでもアクセスできて非常に便利です。 GoogleドライブはWebブラウザからアクセスすることもできますが、端末室のパソコンにはGoogleドライブのアプリが入っていますので、通常のファイルと同様に操作することができます。

具体的な手順は、 情報処理センター利用案内(学生用) の「3.5.1. Googleドライブの利用について」をご確認ください。

6. 困ったときは

まずは、 よくある質問 に該当する事例がないかご確認ください。 また、下記の時間帯には、1階事務室に学生指導員がいますので、相談してみてください。

月~金: 16:30~20:30

7. 参考情報

その他、参考となる情報を下記に掲載しています。 お時間のあるときにご覧ください。

ページを表示するには、大学メールアカウントでログインする必要があります。